100歳ごはん/やわらか仕上げとは?
株式会社七日屋が和食の巨匠である道場六三郎氏と共同で開発した高齢者向け冷凍食メニューです。七日屋は嚥下食や介護食の分野で豊富な実績を持ち、今回のメニューもその専門知識と技術を活かして作られています。
噛む力が弱くなった高齢者でも美味しく食べられるよう、食材のやわらかさに徹底的にこだわっています。道場六三郎氏の長年の経験と技術が詰まった「100歳ごはん/やわらか仕上げ」は、高齢者の食事の質を向上させるための工夫が随所に施されています。
工夫されているところは?
「100歳ごはん/やわらか仕上げ」は、食べやすさを追求した工夫が随所に施されています。例えば、鶏のから揚げは外はカリッと中はジューシーに仕上げ、秘伝のタレで味付けすることで、柔らかさと美味しさを両立させています。
また、お米でつないだやわらかハンバーグは、ふっくらとした食感と優しい味わいを実現し、噛む力が弱い方でも安心して食べられるようになっています。さらに、圧力鍋で骨まで柔らかく煮込んだイワシの煮魚や、煮崩れ寸前まで煮込んだ肉じゃがなど、調理方法にも工夫を凝らしています。
高齢者施設の入居者の意見を反映しながら、やわらかさや味付けを調整し、一口食べるごとに至福のひとときを感じられるようなメニューを提供しています。
代表的なメニューは?
バラエティ豊かで、それぞれの食材の持ち味を最大限に引き出す調理法が採用されています。また、食材の風味を損なわないように冷凍技術も活用し、食事の際に高い満足感を得られるよう設計されています。
将来的には、メニュー数を50品まで増やす計画もあり、多様なニーズに応えられるよう継続的に開発が進められています。
やわらかハンバーグ
お米をつなぎに使ったふっくらとしたハンバーグです。肉汁の甘さがお米と絶妙に絡み合い、口の中でほろりと崩れる食感が特徴です。
鶏のゆっくり揚げ
低温で揚げてやわらかくジューシーに仕上げた鶏肉。道場秘伝のタレをかけることで、繊細な旨味が引き立ちます。
いわしの煮魚
圧力鍋で骨までやわらかく煮込んだいわしの煮魚。箸で簡単にほぐれて、食べやすさ抜群です。
鶏の照り焼き
鉄人の知恵で表面を柔らかく、香ばしく仕上げています。味も見た目も華やかです。
なすのオランダ煮
石川の郷土料理であるオランダ煮。揚げたなすを甘辛く煮込んだ一品で、トロトロの食感が魅力です。
肉じゃが
煮くずれする直前まで煮込んだ肉じゃが。牛肉もホロホロとやわらかく、家庭的な味わいを楽しめます。
肉団子
トウチー醤で味付けした肉団子は、お肉の旨味が深まり、コクのある味わいです。
厚揚げの炊き合わせ
大豆の旨味と揚げたコクが美味しい厚揚げを、粒山椒を効かせて炊いた逸品です。
感想や評判は?
その美味しさと食べやすさから高齢者やその家族に非常に好評です。特に、嚥下障害や噛む力が弱くなった方々からは、食べやすくて美味しいと絶賛されています。利用者の声として、食事が楽しみになった、毎日の食事が充実したという意見が多く寄せられています。
また、介護をしている家族からも、調理が簡単で栄養バランスが良く、家族全員で楽しめる点が高く評価されています。
販売店は?
「100歳ごはん/やわらか仕上げ」は、株式会社七日屋の自社サイトをはじめ、Amazonや楽天などの主要なECサイトで販売されおり、全国どこからでも簡単に注文することができます。
ECサイトでの購入は、特に忙しい介護者や外出が難しい高齢者にとって便利な方法です。また、今後さらに多くの販売チャネルが開拓される可能性もあります。
道場六三郎氏のプロフィール
道場六三郎氏は、1931年生まれの日本の料理人であり、和食界の巨匠として知られています。彼の料理の特徴は、伝統的な和食の技法に独創的なアイデアを加えたもので、多くの人々に愛されています。テレビ番組「料理の鉄人」での活躍は特に有名で、その技術と創造力で多くのファンを魅了しました。
93歳を迎えた現在も現役で活躍し続け、高齢者向けの「100歳ごはん」の監修を通じて、食を通じた健康の重要性を広めています。彼の料理哲学は「食は命を守る大切なもの」という強い思いに基づいており、その情熱は今もなお衰えることがありません。